日本代表の本田圭佑は、石川県の星稜高校に進学し、3年時にはキャプテンとして全国高校サッカー選手権大会に出場した。予選組み合わせ抽選会に出席した本田は、クジをひくとき、偶然にも抽選箱の中身が見えてしまったという。
見えたのは、26番、兵庫県代表滝川第二高校だった。前年、前々年とベスト4に進出していた優勝候補で、後に日本代表でチームメイトになる岡崎慎司も在籍していた。
本田はあえてその番号をひいて、初戦で強豪との対戦を選んだ。理由は「強い相手の方が燃えるから」。
星稜高校は滝川第二高校を4-3で撃破、勢いに乗って石川県勢初となるベスト4入りを果たした。