明石家さんまは、高校卒業直前に芸人になることを決め、寄せに行き、一日中、落語を聞くことにした。その中で笑福亭松之助の「テレビアラカルト」に感銘を受け、弟子入りを願い出た。
松之助は、さんまに自分を師匠に選んだ理由を聞いたところ、さんまは「あんたセンスがありますさかい」と答えた。松之助が「は?」と答えたところ、言い方が悪かったのかと思ったさんまは「センスがあると思いまして」と言い直した。もう一度、松之助が「は? お前なんていうた?」といったところ、さんまは「センスがおありになると思いまして」と言い直した。松之助は「違うがな。センスがあるっていうのが失礼やろ」と怒ったが、結局、弟子入りを認めた。