松岡昌宏は、日本テレビドラマ『助教授一色麗子 法医学教室の女』にゲスト出演した際、レギュラー出演していた香川照之と知り合う。松岡の演技を高く評価した香川が実母である浜木綿子に松岡を紹介したことで、フジテレビドラマ『おふくろシリーズ』に出演することになった。浜木綿子演じるおふくろの息子役で、第8作では自閉症、第11作では視覚障害及び聴覚障害という難しい役どころに挑戦した。おふくろシリーズではおふくろの息子役を旬の若手俳優が演じることが多かったが、息子役を二度やったのは、松岡が初めて。初回の評判が良く、浜自身も再度の共演を希望したことで実現した。
のちに松岡は役者として認められる機会を与えてくれた香川のことを「恩人」と話している。