イチローがマリナーズに移籍する際、日本でもつけていた背番号51をつけることになった。「51」はマリナーズファンにとってはかつて在籍していたスーパースター、ランディ・ジョンソン投手の背番号のイメージが根強く、批判も多かった。
批判を知りつつも51番をもらったイチローは、ランディ・ジョンソン(当時はダイヤモンドバックス在籍)に対し、「この番号に恥じないようにする」という内容のメッセージを送った。
その言葉通り、イチローは打率.350、242安打を放ち、メジャーリーグの新人最多安打記録を更新(この年の両リーグ最多安打でもある)するとともに、メジャー史上初となるアメリカンリーグの新人王・MVP・首位打者・盗塁王・シルバースラッガー賞・ゴールドグラブ賞の同時受賞を達成するなど偉大な成績を残した。