羽生善治、棋王戦の翌日にチェスでも優勝

棋士の羽生善治は、チェスを趣味としており、現在、棋士としての活動のかたわら、チェスの大会にも出場している。

羽生は、22歳のときに棋士の室岡克彦からチェスの魅力を教えられ、本でルール等を覚えた。本格的にチェスをプレイし始めたのは七冠制覇前後の1996年、26歳のころのこと。日本在住のフランス人チェス講師のジャック・ピノーに師事し、月に1、2度のペースで指導を受けた。将棋とチェスに関して羽生は「当初似ていると思っていたが、全然違う」と語っている。

1998年3月、郷田真隆との棋王戦に3勝1敗で勝利した翌日、チェスの国内主要大会の一つ『全日本百傑戦』に初出場。師であるピノーと引き分け、当時、日本王者だった渡辺暁に勝利し、単独優勝を果たした。
この大会後、渡辺は胃痛を起こし、ピノーもショックを受けていたらしい。

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